Abstract
情報化社会の進展に伴い、創造的思考、特に発散的思考が注目されている。環境や条件の変化による発散的思考への影響評価のため、発散的思考の評価課題が開発されている。しかし、既存の評価課題には問題点があり、それを解決した新たな評価課題が必要である。そこで、発散的思考と人のランダム性に注目し、回答者に100個の色を一次元に配列させた色配列を生成させ、その色の並びにより発散的思考を評価する色配列生成課題を開発した。ランダムな色配列を生成しようとしても、好みや癖により規則性が生じてしまう。そのため、規則性がないほど柔軟な思考であり、発散的思考が高いと考えた。本研究では、規則性に着目した評価指標を提案する。
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Hirotake Ishii