Abstract


 村上陽一郎氏によれば、安全は人々が求めるもの、安心は人々が願うものという。最近、社会の安全と安心感が大きくゆらいでいる。もちろん、社会の安全と安心感のゆらぎには、雇用不安、収入不安、労働過重、健康不安、事故、犯罪不安、国際紛争不安など多数あるが、本稿では特に複雑大規模なSafety-critical system である原子力が、社会の安全と安心を得る道、社会との共生のため望まれるリスクコミュニケーションのあり方を考える。

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