Abstract


京都大学電気電子工学科は 2016 年度に BYOD-PC を前提とした電気電子回路演習科目を必修科目として開始した.必修科目として演習を成立させるために 「ソフトウェア,ハードウェアの選定」, 「必修科目のためのセーフティネット構築」 を準備段階において検討し, これに合わせて演習カリキュラムを設計した. 一方, 演習の実施時段階においては, 京都大学のコース管理システムを積極的に活用し, 「テキスト, 各種資料の配布」, 「課題提出と個々の進捗確認」 をすべて電子的に行った. BYOD-PC とコース管理システムを活用することで, 演習科目における反転学習の導入, 個人単位のスキルの習得とグループワークによるプロジェクト的活動の連携といった, 新しい形態での演習科目を実現できた.

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(C) 2020 Hirotake Ishii