Abstract


本研究では、精神疾患等の新たな判定手段として知的集中を定量的に評価した指標と個人の精神状態との関連を利用できる可能性に着目した。精神状態に影響しうる要素として、精神疾患だけでなく自閉症傾向や性格特性も調査し、知的集中との関連を統計的に調査した。分析には決定木を用い、知的集中の指標を説明変数に、個人の症状や特性を目的変数に設定した。その結果の一例として、高い集中力を持つ人は自閉症傾向を伴わない可能性が高いことが示唆された。

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(C) 2020 Hirotake Ishii