Abstract


本研究では,CO2排出許容枠を消費者に課す個人間排出量取引(PCT)の制度運用リスクを明確にするため, 故障モード影響解析(FMEA)の適用を試みた.まず,PCTの各サービスを統一モデリング言語(UML)で視覚的に表現し,次に,ブレインストーミングによってリスクシナリオを導出した.その結果,UMLシーケンス図のメッセージに着目し,15通りのガイドワードをもとにシナリオ記述するFMEAが効果的であることを確認し,リスク優先数の算出法について考察した.

Powered by JDBS Ver.2.1.0
(C) 2020 Hirotake Ishii