山田 涼楓
「動的に変化する実世界小空間への没入を目的とした高精細立体映像提示システムの開発」
近年、エネルギー教育や防災教育において、AR・VR技術を用いた体験が注目されている。しかし、これらの体験では、体験者は設計者が予め作成した特定のコンテンツしか体験できない。もし、体験者自身がリアルタイムに環境を作り変えながら体験できるようになれば、体験の多様化によってより体験者の興味関心が高まり、教育効果を高められると期待される。
そこで本研究では、ミニチュアのジオラマで形成された、配置や構成を直接手で触って変更可能な、動的に変化する実世界小空間への没入体験を可能とするシステムを開発することを目的とした。はじめに、実在する小空間内を対象に高精細な自由視点画像をリアルタイムに生成する手法を実現した。そして、体験者の頭の動きに合わせて、両目用の自由視点画像を個別に生成してHMDの両眼に提示することで両眼立体視を可能にし、動的に変化する実世界小空間への没入体験を実現した。
システム体験時には、視点を被写体の特定の個所に近づけることで、被写体の細部を確認することができた。さらに、ミニチュア模型のレイアウトを変化させることで、体験者自身が環境を自由に作り変えながら体験することができた。
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