服部 瑶子
「オフィスワーカのプロダクティビティ評価のためのパフォーマンステストの改良と評価」

   当研究室では昨年度,オフィスワークのプロダクティビティを定量的,かつ客観的に評価できる指標としてパフォーマンステストセット「CPTOP」を開発した.しかし開発したCPTOPは,(1)テストの結果に習熟の影響があること、(2)テストの問題に難易度のばらつきがあること,(3)CPTOPがオフィスワークを反映することが実証されていないことが問題であった.そこで本研究では,これら(1),(2)の課題を解決するため被験者実験を実施して一般的な習熟傾向を調べ,また問題の難易度を評価してテスト結果に補正をかけることによりCPTOPの習熟および難易度の影響を除くことを試みた.また,(3)の課題を解決するため、ある会社の実際のオフィスにおいてCPTOPを使用し,CPTOPがオフィスワークの生産性を反映しているかどうかを検証した.

論文はこちら→ hattori.pdf