米田　賀一
「Eye-Sensing HMD�Uの開発と
視線入力インタフェースに関する研究」

　本研究では、誰もが使いやすいユニバーサルなインタフェースを目指し、特にコンピュータ操作に視線を用いるインタフェースの構築を目的とする。具体的には本研究室で独自に開発したES-HMDを用いて、主に視線によりパソコンのポインティング操作を実現できる視線入力インタフェースを開発した。

　本年度は昨年度まで用いたES-HMDを改良し、軽量化したES-HMD�Uを開発した。また、このES-HMD�Uを利用した視点位置検出方法を考案した。この方法はまずES-HMD�Uに付属のCCDカメラによって撮像された瞳孔画像から瞳孔の中心位置を計算する。次いで、求めた瞳孔中心位置から画面上で注視している点を求める方法として、眼球の回転角を瞳孔中心の移動量から計算し、注視点位置を推定する。本年度の手法では瞳孔の方位角と眼球の仰角を利用した。

　さらに本研究では考案した視点位置検出方法を利用して、視線入力インタフェースシステムを開発し、視線によりパソコンのポインティング操作を実現できる視線入力インタフェースを開発した。このシステムはES-HMD�Uと視点位置検出を行うソフトウェア(EGOS)があれば、どのパソコンでも接続が可能なシステムである。

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論文はこちら→ yoneda.pdf

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